通貨ペアの通貨の並び順には理由がある「なぜ円ドルじゃない?」
通貨ペアの左側を基軸通貨、右側を決済通貨といいます。通貨ペアのどちらの通貨を基軸通貨にするのかは、国際標準化機構(ISO)で決めた世界共通の表示ルールで決まっています。 
ルールは、通貨に優先順位をつけて順位が上の通貨を通貨ペアの基軸通貨(左側)にするというものです。主要な通貨を並べて順位をつけると次のようになります。
この順位は、この通貨リストならこの順位になるというものです。他の通貨をリストに加えると順位は変わります。例えば、新興国の通貨の順位は円よりも上なので、リストに新興国通貨を加えると円の順位は下がります。
通貨の順位の理由は次の3つだと思います。
基本的に、力の強い通貨が順位の上にきています。現在、世界一の通貨はアメリカドルで、世界の基軸通貨です。そのためアメリカドルは順位が上になっていると思います。
ポンドとオーストラリアドルとニュージーランドドルがアメリカドルよりも順位が上なのは、かつてポンドが世界の基軸通貨で、イギリスの植民地だったオーストラリアとニュージーランドの通貨は当時ポンドと同様に扱われていたからだと思います。
この3つの通貨がアメリカドルよりも順位が上なのは昔のなごりや慣習みたいなものだと思います。

日本の通貨の円の順位が低いのは分かりやすさが関係していると思います。例えばドル円を逆にして円ドルにすると次のようになります。
1円0.01ドルと書いたり話したりするよりも1ドル100円のほうが分かりやすいです。そして為替取引でも1ドル100円のほうが利便性が良いです。
円を前にしたときに分かりにくくなるのは、主要な通貨に対して円の価値が低いからです。円の価値が低いから、円の順位が低いと考えることもできます。

EUの通貨ユーロの誕生で、通貨ペアの表示に新しいルールが追加されました。ユーロはどの通貨とのペアでも左側の基軸通貨になるというものです。
その最大の理由は導入国の多さだと思います。現在、ユーロはEU27カ国のうち20カ国が導入しています。導入国の中には、G7メンバーのドイツ・フランス・イタリアがいます。
当時、イギリスがEUに加盟していたことも影響していると思います。将来ユーロを導入する可能性があったからです。
・関連記事:ドル円のロング・ショートの意味と仕組み

通貨の順位
ルールは、通貨に優先順位をつけて順位が上の通貨を通貨ペアの基軸通貨(左側)にするというものです。主要な通貨を並べて順位をつけると次のようになります。
- ユーロ
- ポンド
- オーストラリア・ドル
- ニュージーランド・ドル
- アメリカ・ドル
- カナダ・ドル
- スイスフラン
- 円
この順位は、この通貨リストならこの順位になるというものです。他の通貨をリストに加えると順位は変わります。例えば、新興国の通貨の順位は円よりも上なので、リストに新興国通貨を加えると円の順位は下がります。
順位の理由(推測)
通貨の順位の理由は次の3つだと思います。
- 通貨の力関係
- 歴史
- 分かりやすさ
通貨の力関係
基本的に、力の強い通貨が順位の上にきています。現在、世界一の通貨はアメリカドルで、世界の基軸通貨です。そのためアメリカドルは順位が上になっていると思います。
歴史
ポンドとオーストラリアドルとニュージーランドドルがアメリカドルよりも順位が上なのは、かつてポンドが世界の基軸通貨で、イギリスの植民地だったオーストラリアとニュージーランドの通貨は当時ポンドと同様に扱われていたからだと思います。
この3つの通貨がアメリカドルよりも順位が上なのは昔のなごりや慣習みたいなものだと思います。

分かりやすさ
日本の通貨の円の順位が低いのは分かりやすさが関係していると思います。例えばドル円を逆にして円ドルにすると次のようになります。
- ドル円:1ドル100円
- 円ドル:1円0.01ドル
1円0.01ドルと書いたり話したりするよりも1ドル100円のほうが分かりやすいです。そして為替取引でも1ドル100円のほうが利便性が良いです。
円を前にしたときに分かりにくくなるのは、主要な通貨に対して円の価値が低いからです。円の価値が低いから、円の順位が低いと考えることもできます。
ユーロが最優先

EUの通貨ユーロの誕生で、通貨ペアの表示に新しいルールが追加されました。ユーロはどの通貨とのペアでも左側の基軸通貨になるというものです。
その最大の理由は導入国の多さだと思います。現在、ユーロはEU27カ国のうち20カ国が導入しています。導入国の中には、G7メンバーのドイツ・フランス・イタリアがいます。
当時、イギリスがEUに加盟していたことも影響していると思います。将来ユーロを導入する可能性があったからです。
・関連記事:ドル円のロング・ショートの意味と仕組み
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